こんにちは!ふらんそわです。
今日は合気道の突きの小手返しについて、説明していきたいと思います。合気会では3級の審査の指定技です。初心者の方が最初に覚える「突き」の技だと思います。
「突きの小手返し」知らない方のために、動画貼っておきます↓合気道神武錬成塾白川竜次師範(六段)の動画です。若くてめちゃくちゃ身体能力高くて、とても柔らかい技の先生です。
では、技の説明していきますね~
「突き」のやり方について
まず、「突き」のやり方について説明します。
親指を外に出して握ります。相手の出ている方の足と向かいあう手で突きを打ちます。一歩足を引いて、
相手の帯を狙って打ちます。打ち終わったとき、こぶしは横向きでも、甲が上を向いていてもどちらでも構いません。
他の武道の突きだと、突いた後すぐに引くのですが、合気道の突きは、伸びっぱなしです。合気道の突きは、実際は短刀で刺している設定からだと聞いています。実際、突きの小手返しは、短刀取りでよく稽古します。(相手が短刀で突いてくるところをさばいて小手返しをかけます。)
突きの小手返しの技の説明
向き合う
向き合います
相手の側面に少し入って、相手の腕の上に自分の手を乗せます。
相手が突いてきたと同時に、少し入って、手刀で相手の腕を制します。相手から離れないように、ほんの少しだけ相手の突きの軌道を外して、入るようにします。
お腹をへっこめて突きをよけるのはNG。最初に足を動かさずに、お腹の向きだけを変えて、突きをはじく練習をするとよいです。
小手をとり、相手と同じ方向を向いて、足を引きます。
自分の手刀を滑らせて、上から小手をとります。相手と同じ方向を向き、足を引きます(転換)。
小手返しの手の取り方
相手の手の親指側から自分の手を当てて、小指と薬指の筋の間を親指で押さえます。
もう一歩下がる
もう一歩下がります。
小手を返します
もう一方の手を上からかぶせて、相手に近い方の足を一歩進めながら、小手を返して相手を下に投げます。
小手を返すときに、上げないこと。同じ高さをキープして返すと効きます。
極め
小手は持ったまま、もう一方の手を相手の肘の内側に当てて、相手の肘をおでこにつけていき、相手をひっくり返します。
相手に近い方の足を相手の脇の下に入れ、膝を相手の頭の方向にまげて、肩関節を極めます。
小手を持っている手は、最初に持った時から、最後の極めの時まで、ずっと持ちつづけます。親指を効かせて持つようにします。
合気会本部では座って二教の極めと同じ極め方をすることが多いです。
小手返しがかからない時は
相手の手首が強くて曲がらず、小手返しがかからない時は、上からかぶせている方の手で、なでるように相手の四指を指先の方向に丸めると、痛くて小手返しがきまります。
小手返しで相手を投げ飛ばしたい時は
小手返しで相手を投げ飛ばしたいときは、相手の肩、肘それぞれが90度の「九の字」になるように(三教と180度逆の形になるように)きめて投げると、下にも横にも投げられます。(危ないので、受け身がとれる人とやりましょう。)
2020年3月に若先生(4代目植芝充央本部道場長)の「DVD合気道入門」が発売されています。分かりやすい解説で初心者の方にお勧めです。
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収録内容
●技の稽古の前に
構え
基本の体捌き…入身(正面打ち)/入身(突き)/転換/転身/転回
受け身…後方反転受身/後方回転受身/前方回転受身
●投げ技
入身投げ……正面打ち入身投げ/横面打ち入身投げ/片手取り入身投げ(相半身)
片手り入身投げ(逆半身)
四方投げ……片手取り四方投げ(逆半身)表・裏
半身半立ち片手取り四方投げ/横面打ち四方投げ表・裏
回転投げ……片手取り回転投げ内回転・外回転
天地投げ……両手取り天地投げ表・裏
●投げ固め技
小手返し……突き小手返し/正面打ち小手返し/片手取り小手返し
●固め技
第一教……正面打ち第一教表・裏/正面打ち第一教(座技)表・裏/片手取り第一教(相半身)表・裏
第二教……正面打ち第二教表・裏/肩取り第二教表・裏
第三教……正面打ち第三教表・裏/後ろ両手首取り第三教表・裏
第四教……正面打ち第四教表・裏
呼吸法……座法/立法諸手取り呼吸法表・裏
大学時代、稽古で使っていた短刀はゴム製でした。木製の短刀に比べて柔らかくて、当たっても全然痛くないので、稽古しやすかったです。
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